【2軍】阪神・井上が降格後初打席で3ラン 大暴れ2安打4打点「やれることをやるだけ」

 「ウエスタン、オリックス6-5阪神」(21日、花園セントラルスタジアム)

 白球が、照りつける太陽に向かって放たれた。阪神・井上広大外野手は悠々とダイヤモンドを一周。いきなりの一発で東大阪・花園を大いに沸かせた。

 「(感触は)よかったですけど、風にも乗ってくれた。いい回転がかかっていたので、あそこまで飛んでくれたんじゃないかな」

 19日の2軍降格後、実戦初打席となった初回。1死二、三塁でカウント2-2から外角高め直球を捉え、バックスクリーン左に突き刺す3ランに。豪快弾で即、存在感を示した。

 前日は鳴尾浜での残留練習で打ち込みを敢行。山崎2軍打撃コーチと言葉を交わし、この日の試合では、体が伸びないように心がけて打席に立った。「『今日の試合も意識してやろう』と話していたので、それが結果として出てよかった」と笑顔を見せた。

 1点を追う八回には、無死一、二塁で初球から積極的に打ちにいき、カットボールを左前適時打に。9日ぶりの実戦で2安打4打点と大暴れした。

 和田2軍監督も「真っすぐを仕留めたのが価値あるよね。4打席目のタイムリーが変化球。両方に対応できているから、内容的には悪くない」と評価。ただ、井上はいつもと変わらず冷静に前を見つめた。「自分のやれることをやるだけだと思うので、人どうこうじゃないと思います」。気持ち新たに、再スタートを切った。

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