阪神・岡田監督 負けてもいい発言を「それは心の中(の声)よ」と爆笑釈明 終盤は緻密な継投も準備 一問一答

 お立ち台で絶叫する梅野(右)と拍手する才木(撮影・北村雅宏)
 広島に勝利し、ナインを迎える岡田督(80)と才木(左端)=撮影・中田匡峻
 才木を迎える岡田監督(撮影・中田匡峻)
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 「阪神4-1広島」(21日、甲子園球場)

 阪神が連勝で貯金を今季最多の「11」とし、5月の勝率5割以上を確定させた。岡田彰布監督は才木&梅野の奮闘に目を細め、前日の会見で「別に負けてもいいんやけどな」と若き右腕のプレッシャーを取り除いていたが「それは心の中(の声)よ」と報道陣の爆笑を誘い、釈明?した。

 試合後の一問一答は以下の通り。

 -ロースコアから、最後は突き放した。

 「そうですね。大きかったですね、2点ね」

 -試合運びは会心。

 「いや、前回ね、(先発のアンダーソンは)打ち崩したんだけど、前の巨人戦から、すごくいいという報告を受けたので。実際ね、ストレートも早かったし、ちょっとてこずるなと思ったですね。やっぱりね」

 -先制打は中野。固定して起用してきた。

 「いやいや、いつもコンスタントにね、1、2番はヒット出るし、3割もね、やっぱりキープしているので。別に変える必要もないしね。右、左関係なしにね、結果出ているんでね」

 -梅野がチームにとっても、自身にとっても大きな2本。

 「そうですね。まあ最初のほうがよかったけども、最後ね、2本目のほうがね、ほんと、ずっと坂本のバッティングが目立ってたんだけど、坂本がちょっと落ちたときに、今は梅野がだいぶ上がってきたんで。まあ、そんなもんですね」

 -梅野のバッティングにいい変化を感じているか。

 「だからやっぱり、センターから右にヒットが出るようになったら、良くなってくるんじゃないですかね。最後でも難しいボールだけど、一、二塁間にいって。ちょっと強引にいきすぎた面があったんで、そのへんが良い結果になってんじゃないですかね」

 -才木は久々の先発だった。

 「防御率を見るとそんなに悪いピッチングをしてないんだけど、なかなか勝ち星に恵まれなくて、ま、雨とかいろんなあれで、2軍で最後もすごく良いピッチングをしていて、当然、ローテーションの空きがあれば、最初から1番手は才木でいこうというのがあったので、久しぶりだったけど、いいピッチングをしてくれましたね」

 -また連勝で貯金が最多11になった。

 「いやいや、まあ、うーん、まだね、おーん、たくさん試合が残っているんですけど、あと来週でね、交流戦になるんで、セリーグ相手に最後になるんで、先発ピッチャーは交流戦まで最後の登板になるんですけど、良い形でね、まず区切りの交流戦までということで。まず区切りの交流戦までということで、最後、この1週間、来週、おーん、みんなピッチャーもバッターもね、最後いい形で交流戦を迎えたいですね」

 -才木は2軍に行く前と比べて。

 「いやいや、だから2日前もあんまり良くなかったんよ、おーん。昨日ブルペンであんまりええことないとか言っとたけどな、あんまり変化球が入らないっていうかね、変化球のコントロールがちょっと悪かったから、2日前のブルペンでもね。真っすぐはもう、落ちる前よりも全然真っすぐ走ってたけどね」

 -その辺は序盤のピッチングに。

 「そうやな、おーん。梅野がブルペンで受けて、真っすぐ走ってるから、どんどん真っすぐいったんやろね、おーん」

 -プレーボールから15、6球ストレート続けた。

 「だから、まあ、それも自信がなかったらね、ストレート走ってなかったら、そんないけないやんか。やっぱりね、才木もこれ走ってるなあという感じを受けたんじゃないかな」

 -昨日負けてもいいとプレッシャーを取り除いてあげた。

 「いやいや、負けたらアカンよ、それは(笑)心の中よ。心の中の負けやから(笑)」

 -才木の気持ちを楽にする意味もあって。

 「まあ、楽にて言うか、もう、それは、だって、昨日のひとつの勝ちが楽になってるよ。そういう言葉やなしに。そら、ねえ、昨日負けて、連敗で何も言わん方がもっとプレッシャーがかかるやろ。そら、そうやろ。やっぱりな」

 -昨日の森下、今日の才木、梅野と苦しんでいた選手がこうやって結果を。

 「そうよな。まあ、調子悪いもんがじょじょにな上がってきたよな。うん」

 -そのあたりがチームの循環としても。

 「うん。まあ、だってキャッチャーも、今は6連戦(梅野と坂本のスタメンが)3-3になってるけど、まあ、そういうつもりはなかったけどな。これもやっぱり坂本が新しいピッチャーでね、ああいうリードをしたおかげで、こうなってしまったんだけど、まあ、これから梅野がどんどん上がってくるやろな、やっぱりな。おーん」

 -梅野も悔しかっただろうが、こうやって結果を出した。

 「まあ、1年間長いから、それは。ああいう形では終わらんよ。それは。やっぱり長いから。だから、それを地道にて言うかな、そこを腐らずにな、やっぱりいつかはそら調子が上がってくるとか、そういうことを考えて、やっぱり長いシーズンやらないとね。ほんなら、いい結果が出るけど」

 -梅野はどこが良くなった。

 「まずはもう、構えた時にバットのヘッドがあんまり入らんようになってきたやん。力ばっかり入ってな、あれ。去年からやったやろ。去年からずっとバットのヘッドが入ってたからなあ」

 -加治屋の起用は左右関係なく。

 「いやいや、ピッチャーのとこ松山を出させて岩貞いくつもりやったんや。フォアボールでもヒットでも打たれたらなと思ってたんや、逆に。まああそこで1球で終わってしまったから別に。だから、あそこで8番バッター、別に左右別に関係ないやんか。そらクリーンアップでな、一発長打があるとか、そういう時は右左気にするけど。右左関係なしで、だからもう準備はしとった、岩貞、松山用にな。そしたらあそこで終わってくれて良かった」

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