阪神・梅野 代名詞を「泥棒され」雪辱の2安打3打点!お立ち台で「勝つバイ!」絶叫 5月の勝率5割以上も確定
「阪神4-1広島」(21日、甲子園球場)
阪神の梅野隆太郎捕手が3月31日・DeNA戦以来のタイムリーを放つなど2安打3打点と活躍。お立ち台で「やっと帰ってきたなと。甲子園が盛り上がることが最高の場所。歓声をいただけたことをうれしく思います」と語った。
1点リードの四回2死一、二塁で迎えた第2打席。カウント2ストライクから低めのスライダーをしぶとく捉え、打球は二遊間を破った。二塁から佐藤輝が生還し、貴重な追加点をたたき出した。
実に92打席ぶりの適時打となった梅野。開幕から打撃不振が続き、一時は打率が1割台を割り込むこともあった。ライバルの坂本が打撃で好成績を残している中で苦しい日々を過ごしてきたが、1点リードの八回にはダメ押しのタイムリーを放ち試合を決めた。
「追いつかれそうで追いつかれず離した。2本目のヒットが嬉しかった」と梅野。「ファンのみなさんの期待を裏切ることが。自分自身もうまいこといかないことが続いている」と悩む日々を過ごす中でも、必死に打撃フォームを修正しながら練習に取り組んできた。
これで直近10試合は9勝1敗、貯金は今季最多の「11」となり、5月の勝率5割以上を確定させた。「昨日は岩崎に勝つバイ泥棒されたので」と言いつつ、「明後日も勝つバイ!」と締めた梅野。頼れる正捕手が復調気配を見せ、甲子園は大歓声に包まれた。