横浜高校対決は阪神・伊藤将が勝利 今季最多108球6回1失点で2勝目「少しでも多く勝てたら」

 力投する阪神先発の伊藤将
 5回、柳(左)のバットをへし折り、遊ゴロに打ち取る伊藤
2枚

 「中日1-4阪神」(18日、バンテリンドーム)

 コーナーをきっちりと突き、阪神・伊藤将司投手が中日打線を料理した。横浜高の2学年先輩にあたる柳との投げ合いで6回5安打1失点。今季最多108球の熱投を披露し、同門の先輩に初めて投げ勝った。

 与四死球「0」と丁寧に投げ進めた。「なるべくランナーをためずに投げよう」と意識し、坂本のサイン要求通り両サイドにボールを散らす。序盤から4点リードだったことも投げやすさに影響したと明かし、「四死球は少ない方がいいと思うので、それは良かった」。そう話す表情には、安ど感がにじみ出た。

 三回2死走者なしで打者・柳と対戦した際は、左翼フェンス上部に直撃する二塁打を献上。4日・甲子園での対戦でも先制打を含む2安打を浴びており、「バッティングいいですね。危なかったです。バンテリンドームなんで良かったです」とニヤリ。高いフェンスに感謝しきりだ。

 4月27日・巨人戦以来となる今季2勝目。「六回までしか投げられなかった」と反省も忘れなかった。次回登板に向け「球数が少し多かったので、(球数少なく)打者と勝負できたら」と決意する。

 今季2度目の柳との直接対決で勝てたことは自信になるはずだ。「まだ2回しか対戦できていないですが、ここから対戦機会が多くなると思う。少しでも多く勝てたらいいなと思います」。次回対戦時も必ず投げ勝つ。

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