家族愛と日本愛大事に戦う阪神・ノイジー バース氏も「素晴らしい」と語った姿勢
「中日1-3阪神」(17日、バンテリンドーム)
今季最長の6連勝で同最多の貯金9とした阪神。シェルドン・ノイジー外野手(28)が4安打を放った16日・中日戦に続いて打線をけん引した。四回2死から先制点の起点となる安打を放ち、来日後最長の6試合連続安打。五回は適時打で4試合連続のマルチ安打とした。
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ノイジーは“2つの愛”を抱いて、異国で戦う。ひとつ目は家族愛だ。「自分は本当に家族思いな人間。息子2人を愛しているし、奥さんももちろん大切」。2度目の来日中のケイデンス夫人と愛息2人は、今回の愛知遠征にも帯同している。
4歳の長男・スローン君が愛用するのは、日本が世界に誇るキャラクター「マリオ」が描かれたリュック。日本愛ならノイジーも負けてはいない。4月は本拠登場曲に、忍者がモチーフの日本のアニメ「NARUTO」のテーマソングをチョイスした。和太鼓や尺八が盛り込まれた和の音色。日本文化を取り入れようとする心意気が、うかがい知れた。
郷に入っては郷に従え-。この姿勢を見せるノイジーに対して、「なじもうとしてるのは素晴らしいと思います」と賛辞を向けるのは虎のレジェンド、ランディ・バース氏だ。「日本に順応し、いろんなものが新しくなるので受け入れて、トライするのが大事」と助っ人の成功の秘訣(ひけつ)を伝授。日本を愛する心はノイジーにとって必ず大きな力となる。(デイリースポーツ阪神担当・丸尾 匠)
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