通算600勝は“岡田監督ならでは”の積み重ね スタメン当日決定、勝てば縁起担ぐことも

 「阪神7-2DeNA」(13日、甲子園球場)

 阪神は投打がかみ合い、3連勝で首位タイに浮上した。阪神・岡田彰布監督(65)は監督通算600勝に到達。史上25人目のメモリアル星までの歩みを担当記者が明かした。

  ◇  ◇

 今季はスタメンを試合当日に決めている。練習中のフリー打撃で選手の状態を見極めて、スタメンに抜てきすることもあるという。昨季まで試合後に翌日のオーダーをホワイトボードに張り出していたが、岡田監督は「そんなん何があるか分からんやん」と廃止した。「チームで戦っているわけやからな」。予期せぬケガやアクシデントに見舞われる可能性だってある。求めるのは最善の準備だ。

 岡田監督も65歳にして野球漬けの毎日を送っている。クラブハウスの監督室にはテレビと冷蔵庫があるだけ。球団から配布されたiPadでもっぱら野球中継を視聴。ナイター時は練習が始まる午後2時半にグラウンドへ出てくるまで2軍戦をチェック。最近はソフトバンク戦に目を凝らすなど交流戦へ準備を進めているもようだ。

 試合前の食事はラーメン、他人丼、カレー、ハヤシライスが好み。勝てば縁起を担ぐこともある。監督通算600勝もそんな日々の積み重ねだ。(デイリースポーツ阪神担当キャップ・杉原史恭)

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