阪神・岡田監督 通算600勝に王手 二回木浪敬遠から4得点「びっくりしたけどね」
「阪神6-3DeNA」(12日、甲子園球場)
ベンチの阪神・岡田彰布監督(65)が目を丸くした。試合の分岐点は1点を追う二回だ。2死二塁から8番・木浪が打席へ向かうとDeNA・三浦監督は申告敬遠を指示。「まだ1打席も立ってないのにな」。驚きの采配から打線がつながり一挙4得点。試合後、インタビュアーから青柳の一打について聞かれると白い歯をこぼして首を横に振った。
「いやいや、(青柳の)あのバッティングよりも、木浪の存在感というか、木浪はずっと左ピッチャーを打っていたんで。そういうアレでね、申告敬遠。ちょっとこっちもびっくりしたけどね」
相手ベンチの驚異となるほど、木浪の存在感が際立っているということだ。規定打席到達を目前にして、打率・357。左投手も打率・400と高打率をマークしている。「後の2三振を見たらな」。この日は3打数無安打に終わっただけに指揮官も苦笑いだった。
エースに白星が付き、主砲にも一発が飛び出した。DeNAとの首位攻防第1ラウンドは快勝、ゲーム差も1に迫った。13日に先発する雨男・大竹の話題に岡田監督は冗舌だ。
「昼ぐらいから雨みたいだけど、何かすごいね、大竹は。何とかできるようにね」
自身は史上25人目となる監督通算600勝に王手。最近は雨天中止でチームの勢いがそがれてしまっているだけに、何とか晴れてほしい。
◆岡田監督600勝王手 阪神、オリックスを率い通算599勝でNPB歴代25位。トップは南海・鶴岡一人監督の1773勝。阪神監督としては歴代4位の411勝で、トップは514勝の藤本定義監督。
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