「阪神２－１ヤクルト」（１１日、甲子園球場）

　阪神が競り勝ち、またも３連敗を阻止した。今季３連敗がないのは１２球団唯一。

　決勝点は八回１死二、三塁の好機で、代打・糸原が遊ゴロ。ヘッドスライディングした代走の三走・小幡が間一髪セーフ。野選となり、勝ち越した。

　八回を１回無失点に抑えた石井にプロ初勝利。先発の伊藤将は７回６安打１失点。今季２勝目は逃したが、先発の役割を果たした。

　岡田監督の主な一問一答は以下の通り。

－接戦をものにした今の気持ちを

「いやいや、まあ１点取ってねえ。まあねえ。そのままグッと追加点くると思ったけど。まあ、なかなか取れなくて。でも、まあ、悪い流れをねえ。きのう、おとといと０点だったんで、まあ、そういう意味では、きょうの勝ちは大きいと思いますね」

－８回はミエセスがヒットを打った後は代走攻勢。３人使いましたが

　「はいはい。いや、次の回は（ミエセスが）先頭バッターだったので、（８回表の）ライトの守備は代えれんかったから。あれでピンチを招いてしまったんだけど。まあねえ、出たら当然代走いくつもりだったんで。（坂本が）バント失敗したけど、木浪がよくつないだですよね」

－糸原の遊ゴロで小幡がよくホームに返ってきたが

「はいはい。いや、ああ、（代走の）一番は植田なんですけどね。九回にもう一回、あると思ったんでね。だから島田をいって…。まあ坂本は足が速くないんで。まあ、ずっと抑えていたキャッチャーは普通は代えないんですけど、まあ勝負でね。残っているので足が速いのは小幡だったんで」

－８回に執念を感じた。

「いやいや、まあ、サードでね、何回かあったと思いますけど、三振とかね、何とか前に転がせばね、足が速いサード（ランナー）がいてると、なんとかなると思ったんで。糸原も、ちょうどいいところに打ちましたね」

－石井が初勝利

「いや、知らなかったです。初勝利というのはね。石井が勝ち投手やなというのはわかってたんですけど、初勝利は知らなかったです」

－伊藤将が７回１失点。

「まあ、前回もね２点だったけど、７回まで投げきって１００球投げたし、ちょっと出遅れましたけど、これでローテーションで普通に回せると思いますね」

－３連敗しなかった

「まあ、３連敗しないって言うたら、いつも１勝２敗になるやんか（笑い）ま、そら勝てたら、そんなもん、まだ長いシーズンで５連敗、６連敗はするよ。はっきり言って。まあ、２、３回しても全然平気やからな。長いシーズンから考えるとな。まあ、でもしない方がええけどな。だから、早く止めた方がな。まあ、明日なんか今日の勝ち負けで明日なんか気持ち的に全然違うし、それはやっぱり、ましてこういうゲームをしのいだいうのはすごく大きいよな、やっぱりな」