阪神・佐藤輝“ミスター・メイ”襲名や 5月打率・333!自己最長タイ5戦連続打点狙う
「広島(降雨中止)阪神」(6日、マツダスタジアム)
阪神・佐藤輝明内野手(24)が6日、ミスター・メイ(5月男)襲名へ、打点量産で勝利に貢献すると誓った。5月は1年目に月間MVPを獲得し、今季もここまで月間打率・333、4試合連続打点。広島戦が雨天中止後はマツダスタジアムの室内練習場で調整し、「打つしかないですね」と“輝月間”とする意欲を示した。
相性抜群の5月に突入し、佐藤輝が軌道に乗ってきた。マツダスタジアムの室内練習場で黙々と打撃練習を終えると、充実の表情だ。「状態はいいと思います」。勢いそのままに、ミスター・メイぶりを発揮する。
過去2年の5月通算成績は打率・281、11本塁打、31打点。新人だった21年はキャリア唯一の月間打率3割超え(・301)、6本塁打、19打点をマークし、同28日・西武戦で1試合3発と伝説のシーンも演出。初の月間MVPも獲得した。
5月の話題を振られると「打つしかないっすね」とニヤリ。4試合連続打点中で次戦でも打点を挙げれば、自己最長タイの5試合連続打点となる。「(打点を)挙げているウイーク?(笑)やっぱり点を取れば勝てると思うので。打点というのは大事かなと思います」。ポイントゲッターとしての責務を全うする。
今季は3、4月は打率・215、3本塁打、8打点と苦しんだが、5月は4試合で打率・333、1本塁打、5打点。岡田監督も「だいぶ引っ張れるようになった」と安どしており、佐藤輝本人も手応えを感じている。
「やっぱり自分の場合、調子が悪くなると速い真っすぐを打てなくなる。それを今、引っ張れているのはいいこと。やっぱりボール球を見られているというのが、心の余裕につながっていると思う。今は良い感じかな」
5日・広島戦で昇格即先発し、来日初本塁打を放ったミエセスとは英語でコミュニケーションを取り、時折、笑顔も見せた。気温の上昇とともに、自身の状態も上げてきた佐藤輝。首位返り咲きに欠かせないスラッガーが5月に輝きを放ち、好調な打線をけん引していく。
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