阪神・佐藤輝 上昇マルチで復調兆し やっと打率2割台「最後の打席もよかった」
「ヤクルト0-4阪神」(28日、神宮球場)
低迷していた虎の大砲が、ようやく復調気配だ。阪神・佐藤輝明内野手(24)が7戦ぶりのマルチ安打で、打率を2割に乗せた。
「最後の打席も当たりがよかったので、よかったと思います」。九回、2死一塁でカウント1-1から成田の直球を仕留めて右前へ。好機を拡大し、ガッツポーズを見せた。
先頭の三回はカウント1-2から高橋の縦スライダーを捉えた。高くバウンドした打球を一塁・オスナが捕球し、高橋がベースカバーに入るも、一塁へ全力疾走して内野安打に。さらに2死一塁からは木浪への初球がバウンドした隙に盗塁も成功。足でも魅せたが、「1球目に行くと決めてたので、まあよかったです」と淡々と振り返った。
初回には2死一、二塁から四球を選び、井上、坂本の先制劇につなげ、この日は3出塁。4月19日・広島戦(甲子園)以来の複数安打で打率・208。7日のヤクルト戦(甲子園)で2割を切ってから、ずっと1割台に沈んでいたが、5戦連続安打で、ついに2割に復帰と明るい兆しを見せている。
26日・巨人戦(甲子園)では1号を放ち、確実に状態を上げてきている背番号8。この男のバットが虎の命運を握る。本来の豪打を取り戻し、虎党の期待に応えていく。
野球スコア速報
関連ニュース





