阪神・伊藤将 いざ快幕星 甲子園の鬼がおまたせ合流「上がってきたからには結果出す」
Gキラーが聖地に帰ってくる!!阪神・伊藤将司投手(26)が24日、甲子園球場での投手指名練習に参加した。27日・巨人戦(甲子園)で今季初先発予定で「1軍に上がってきたからには結果を出そうと思っています」と力強く決意。昨季、巨人戦では2試合連続完封を挙げるなど3戦3勝で、甲子園は自身10連勝中。好条件がそろったマウンドで、復活の快投を演じきる。
宿敵封じには欠かせない、頼もしい左腕が合流した。左肩違和感で開幕から2軍調整中だった伊藤将が、甲子園での投手指名練習に参加。才木とのキャッチボールなどで汗を流した。自身にとっての“開幕戦”。今季初先発初勝利を狙う。
「1軍に上がってきたからには、結果を出そうと思っています。自分のピッチングをして、低めに丁寧に投げられたらいいな」
巨人との対戦は抜群の相性を誇る。昨季は2試合連続完封勝利を含む3戦3勝で、防御率は0・38と無双状態にあった。自信につながる要素だが「去年は去年、今年はまた巨人打線も違っている。去年を忘れて自分の投球ができたら」と新たな気持ちで、巨人打線に立ち向かう。
「甲子園×伊藤将」には、さらなる好データが存在する。21年9月1日・中日戦から22年9月7日・ヤクルト戦にかけて、自身甲子園10連勝中。現在、小林繁と並んでおり、今回勝てば1943年~44年に11連勝した若林忠志に並ぶ。「(連勝)継続しているんで、それを伸ばせればいいかなと思います」と勝利のために腕を振る。
ファームでバッチリと状態を整えてきた。15日のウエスタン・ソフトバンク戦(タマスタ筑後)では5回3安打無失点、無四球と貫禄の投球。そこから中11日で今回の先発となるが、不安はない。「前回もストレートは強い球が投げられていたので、それが継続していければいいなと思います」。自身の投球の生命線ともいえるボールの手応えを信じ、自信を持って勝負する。
刺激もあった。2020年ドラフト同期入団の村上が、22日・中日戦で完封でのプロ初勝利をマーク。「ああやって初勝利してくれたのはすごくうれしい。自分も負けてられないな」。モチベーションも一層、高まった。
2位で迎える今季初の甲子園での巨人3連戦で、3戦目を託された。完全ホームながら、球場には伝統の一戦ならではの、独特の空気感が漂う。「後は結果を出すだけなので」と頼もしい言葉を残す伊藤将が、有言実行の好投で魅了する。
◆巨人戦好相性や! 伊藤将の巨人戦通算は8試合で4勝3敗1ホールド、防御率2・65。ただし、甲子園に限れば5試合で3勝2敗、防御率2・25に。プロ初勝利を挙げたのが甲子園での21年4月7日・巨人戦だったことに加え、昨季巨人戦3戦3勝2完封のうち、完封勝利はいずれも甲子園だった。
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