阪神・伊藤将 1軍OK 復帰後最長の5回0封で「準備はもうできている」

 「ウエスタン、ソフトバンク1-0阪神」(15日、タマホームスタジアム筑後)

 曇り空の下で、阪神・伊藤将司投手の表情は晴れ渡った。もう不安はない。質問に迷いなく、力強く言い切った。

 「(1軍に)上がる準備はもうできているので。あとは、上の人たちが決めることなので、自分は常に準備するだけだと思います」

 左肩違和感から実戦復帰後2度目のマウンドで今季最多の86球。回を追うごとに“らしさ”が増した。初回は自身の失策や安打で2死一、三塁としたが、柳町を143キロ直球で遊ゴロに仕留めた。

 二回は三者凡退。三回以降はさらにギアを上げた。直球にチェンジアップ、ツーシーム、カーブ、カットボールを織り交ぜ、持ち味の抜群の制球力で三塁を踏ませず。5つの三振も奪った。

 「変化球も低めに、ストレートも強く投げられていたのでよかった。自分の思った通りの投球が二回からできたんじゃないかな」

 復帰登板となった8日・オリックス戦(鳴尾浜)では3回5安打2四球3失点。「フォアボールとか自分でカウントを悪くしてダメなところがあったので、今日は改善できてよかった」と復帰後最長の5回を3安打無失点で無四球に抑え安堵(あんど)した。

 和田2軍監督も「もう今日くらいのピッチングを見せてくれれば十分」と1軍へGOサインを出した。「肩も悪くないので、順調に来ていると思います」と左腕。準備は整った。あとは名前が呼ばれるのを待つだけだ。

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