阪神・岡田監督「打つ方がもっと奮起しないと」 西勇を絶賛も野手陣にハッパ 19日は井上スタメンへ
「阪神2-1広島」(18日、甲子園球場)
劇的な幕切れに阪神・岡田彰布監督(65)は上機嫌だった。開口一番たたえたのは西勇の熱投だ。七回を終えて球数100球を越えていたが、交代は全く頭になかった。
「勝ち負けつけなあかんと思ってたから、点入ってたら代えてたよ。点が入らんと勝ち投手ならんやんか、九回までやったけどな」
スコアレスの展開が続く中、八回を終えた後にベンチ裏で「九回まで行け」と右腕にゲキ。九回に1点を奪われたとはいえ「ほとんど甘い球がなかった」とオリックス監督時代からの教え子をねぎらった。
先発陣全員に白星が“付いた”ことも喜んだ。「村上は勝ち投手みたいなもん」として、「何とか西に勝ち星付くように、だからあそこまで投げさせたよ」とホッと息をついた。
先週の関東遠征5試合は2勝3敗と負け越し、平均2・2得点と打撃不振は深刻だった。試合前のミーティングでは「広島とも2カード目やから。配球とかいろんな面で攻め方とかもまた違ってくる」と野手陣にハッパ。ただ、この夜も決定打を欠いただけに「こういう勝ち方ばっかりでは勢いが付かないと思うんで、明日からは打つ方がもっともっと奮起しないといけない」と注文も忘れなかった。
守護神・湯浅、ルーキー・森下が登録抹消になっても、指揮官に慌てるそぶりはない。「今はまだ勝ったり負けたりしてええ時期。勝負は先や」とどっしりと構えている。19日・広島戦はこの日1軍に昇格した井上をスタメン起用する方針だ。投打がガッチリかみ合うまで、熟練のタクトでチームを軌道に乗せていく。
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