変化球主体の阪神・シン才木 直球球威伸びずで“ヘンシン” 収穫あった「ああいうピッチングが大事」

 「DeNA2-1阪神」(16日、横浜スタジアム)

 今季初黒星を喫しても阪神・才木の表情に曇りはない。不調の中で“新境地”を切り開いた。

 「真っすぐの調子が悪い日は、ああいうピッチングが大事だと思いました」

 9日・ヤクルト戦(甲子園)に続く、自己最長タイの7回を投げて4安打2失点。初回2死一塁で牧に先制2ランを浴びたが、その後は2安打しか許さず。3奪三振にとどまったが、凡打の山を構築した。

 三回1死の打者2巡目から、直球の球威がイマイチだったこともあり、変化球主体の投球にシフトチェンジ。以降、降板まで18人の打者と対戦した中、12人に初球変化球を選択した。3四球を許すなど、決して変化球の制球が安定していたわけではない。スライダーは上ずり、フォークは地面にたたきつける場面も随所に見られた。

 ただ、相手打線から見る才木は、直球とフォークのコンビネーションを駆使する本格派右腕。スライダーを軸とした組み立てが意表を突いた形となったのか、「変化球を投げ続けることで真っすぐを打ち損じてくれた」と収穫を口にした。

 悪いなりに結果を残す術を身につけた背番号35。“大人の投球”も見せながら、先発の仕事を全うしていく。

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