【藤田平氏の眼】阪神・小幡 走塁&バント 2つのミス反省を

 「オープン戦、オリックス5-2阪神」(26日、京セラドーム大阪)

 開幕ショート最有力の阪神・小幡が2つのミスを犯した。二走だった五回2死二塁はけん制死。離塁しているのに、投手から目を離しているように見えた。走塁の基本が欠如してしまっていたことは反省してもらいたい。

 2点を追う七回無死一、二塁は送りバントを試みて捕邪飛。たらればにはなるが、決めていれば上位打線につながり、点差を詰められる可能性があっただけに痛かった。

 五回は先頭打者で追い込まれながら中前打を放ち、二盗も決めていただけに、もったいない2つのミスだった。

 阪神はこの試合のメンバーが開幕オーダーだとすると、下位打線はどうしても迫力不足となる。それだけに上位打線につなぐ役割もある8番・小幡には、走塁や小技はきっちりとこなせるようになってもらいたい。

 阪神はこの日でオープン戦を終えた。ここまでの戦いを見て、打線の新戦力となるノイジーと森下はともに選球眼がよく、シーズンが楽しみだ。

 ノイジーはタイミングの取り方がいい。岡田監督は試合前に「まだ日本のストライクゾーンに悩んでいる」と話していたが、慣れれば対応できるだろう。

 森下も変化球を見極められていた。内角攻めへの対応が課題になるかもしれないが、今は制球力が高い投手は少ない。失投を仕留められれば期待できる。

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