阪神・岡田監督 破壊力に手応え!OP戦12球団トップ72得点「めちゃくちゃ点取ってる」

 「オープン戦、オリックス5-2阪神」(26日、京セラドーム大阪)

 阪神・岡田彰布監督(65)が26日、オープン戦全日程を終えて、得点力アップに手応えをにじませた。8勝9敗と岡田政権では初の負け越しを喫して8位に終わったが、72得点は12球団トップ、13本塁打はリーグ1位をマークした。一方で指揮官は、オープン戦終盤で精彩を欠いた先発陣を課題に挙げた。シーズン開幕まで残り4日間。開幕ダッシュへ、総仕上げを図っていく。

 オープン戦17試合を戦い終え、確かな手応えが残った。ラストゲームは完敗だ。先発・才木が序盤からつかまり、打線もオリックス投手リレーの前に4安打2得点と沈黙。「ええピッチャーにかかったら、そんなに打てへんし」。岡田監督は冷静に分析した上で、得意げな顔を浮かべた。

 「しかし、12球団で一番得点挙げているんやで。打ってるいうことやんか、そやろ。そら試合数とか含めても、なあ。防御率とかいろんな意味も数字やんか、なあ。だからそういう意味ではめちゃくちゃ点取ってるいうことちゃうん?」

 指揮官が強調したように、チーム72得点は12球団トップ。13本塁打はリーグトップをマークした。昨季はオープン戦15試合を戦い、59得点はリーグ2位ながら、7本塁打は同4位タイにとどまった。さらにレギュラーシーズンでは489得点と84本塁打は、いずれも同5位と深刻な得点力不足に悩まされた。

 岡田監督が就任した今季は一発長打が期待できるチームに生まれ変わった。ルーキー・森下がチームトップの3本を放つと、長距離砲の大山、佐藤輝、井上は2本をマーク。1本のミエセス、渡辺諒、原口、板山も十分なインパクトを残している。

 「つながってる?つながらんでも点取ってるいうことや。だってなあ、こんなホームラン出るチームじゃないやんか。数字見たら分かるやん(笑)。それをオレがどう思ってるかよりも、数字が表しているわけやから」

 満足そうにうなずきながら、指揮官は総括を続けた。「ピッチャーの先発陣の方が最後の1週間は課題が多かったんと違うかって、オレはそう思うけどなあ」。オープン戦終盤に差し掛かったところで、先発陣が軒並みピリッとせず。青柳、西純に続いて才木も精彩を欠いてしまったが、登板日まで修正する時間は残されている。

 「12球団、得点力ランキング1位やで」

 囲み取材を終えたところで、指揮官は再び切り出した。開幕まで4日。収穫をたっぷり携えて、勝負のシーズンへ突入していく。

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