阪神・秋山 やったるDe 開幕ローテ最終テス投合格!新妻に復肩誓った
「オープン戦、阪神7-0オリックス」(25日、京セラドーム大阪)
見事に“合格”を勝ち取った。今季プロ14年目の意地。舞い込んだチャンスを逃すことはなかった。阪神・秋山が開幕2戦目となる4月1日・DeNA戦(京セラ)の先発に当確だ。
「力む部分もありましたけど、前回登板より強い球は増えてきて、良くはなってきてるのかなと思いながら投げられた」
左肩違和感を訴えた伊藤将に代わる候補として迎えた、2度目のテスト登板。キレのある直球に変化球も丁寧に制球し、持ち味を発揮した。初回は2者連続三振を奪うなど3人で料理し、快調な立ち上がり。3-0の三回には2死二、三塁とピンチを招いたものの、3番・野口を直球で中飛に打ち取った。1死球を与えたものの、4回2安打無失点の好投。岡田監督を「持ち味というかな、丁寧に投げるな。やっぱり二つ目は秋山でいこうと思う」とうなずかせた。
生命線である直球は「感覚でいったら5、6割」と満足はしていなかったが、「さらにいい状態で入りたい」と本番までに仕上げていく自信は十分。試合後、指揮官の言葉を伝え聞くと「将司にポジションを与えることがないように、しがみつきたい」と決意を口にした。
24日には一般女性と結婚していたことを発表。「守るものも増えるし、去年1年、ふがいないシーズンだったんで、しっかりしたものを見せないとなっていう気持ちは強く持ってます」。“復肩”を懸けた今季へ、つかんで離さない。