阪神・森下が豪快弾でレギュラーへ大前進 藤田平氏「3ボールから“待て”が出ないのも期待の表れ」

 日本ハムに勝利し、佐藤輝(左奥)とタッチを交わす森下(撮影・高部洋祐)
 最後を締めた村上(左奥)からウイニングボールを受け取る森下(撮影・高部洋祐)
 3回、先制となる2ランを放つ森下(撮影・北村雅宏)
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 「オープン戦、阪神6-0日本ハム」(10日、甲子園球場)

 阪神のドラフト1位・森下翔太外野手(中大)が「3番・右翼」で先発し、1号先制2ランを含む2安打3打点をマーク。デイリースポーツ評論家の藤田平氏(75)は初球から振っていく積極性を絶賛。「レギュラー争いから一歩抜け出した」と語った。

   ◇  ◇

 森下の積極性が光った試合だった。三回の2ランは初球を仕留めたもの。甘いストレートだったとはいえ、それを見逃さず、思い切りのいいスイングで左翼席に運んだ。

 初球から迷いなく打ちにいけるのは、ストライク、ボールの見極めがしっかりとできているからこそ。自分のヒットゾーンが確立されている証拠だ。

 四回の打席では逆方向へおっつけて右中間へ適時二塁打。一、二塁の好機で追加点が欲しい場面。やみくもにフルスイングするだけでなく、走者を進めるための打撃ができるところも持ち味だ。しっかりと考えて打席に入ることができている。

 現時点では外野のレギュラー争いは中堅をのぞく2つのポジションが空いている状況だが、岡田監督の頭の中にはこの日の打撃を見て、森下の開幕スタメンがより鮮明に刻まれたのではないか。初回1死二塁では3ボールから打ちにいって、いい当たりの遊ゴロに倒れたが、3ボールになっても“待て”のサインが出なかったのも、期待の表れだろう。

 開幕まで3週間を切り、今後は他球団も先発ローテ級の投手が投げてくる。レギュラーを取るためにはこれからが踏ん張りどころとなるが、現状、ライバルたちの状態と比較してみても森下が一歩抜け出したといえる。

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