阪神ドラ1・森下 恩師が願うプロでも「3番」 広角打法&選球眼がカギ

 阪神から1位指名を受けた森下(左)と記念写真におさまる中大・清水監督=22年10月20日
 練習に汗を流す森下
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 阪神選手ゆかりの人々がエールを送る「虎戦士にエール」。今回はドラフト1位・森下翔太外野手(22)=中大=の大学時代の恩師・清水達也監督(58)。プロでも活躍するためには選球眼と広角打法を磨くことが重要だと分析。岡田監督が「森下3番構想」を示唆する中、3番適性の高さにも太鼓判を押し、シーズンでの活躍を期待した。

 教え子の入寮から約2カ月。スラッガーとして武器にすべきものはなにか-。清水監督は森下がプロの世界で描く成長曲線を思い浮かべた。

 「広角に打ち分けていましたね。ライト前、レフト前、センター前と。こういう感じでいったらいいと思いました」。森下は2月26日のオープン戦・日本ハム戦(名護)に「3番・右翼」で先発。5打数3安打で全方向に単打を放った。

 「レフト前だけじゃなかったからよかったです」と清水監督。中大時代から森下の打撃を見てきた中、広角に打ち分けている時が調子のいい傾向と分析する。選球眼の良さに加え、広角打法が森下の真骨頂。「ボール球に手を出しているような感じじゃなさそうですし、いい感じだと思います」と仕上がりの良さに太鼓判を押した。

 岡田監督は開幕に向けて「森下3番構想」を示唆。中大時代から3番で起用し続けてきた清水監督は、その適性の高さを証言した。「チャンスになった時の(打席の)入り方というのはいいものを持っています。そういう感性があると思います」。得点圏に走者を置いた場面で、より集中力を高める姿を見ており、プロでも3番としての活躍を期待した。

 昨年12月に右足肉離れを発症し、春季キャンプに出遅れた森下。清水監督は直後に「頑張れよ」とメールを送った。2月初旬には完治を目指す教え子に会うため、具志川2軍キャンプを訪問。「逆にこのけがで自分自身を見つめながらできたと思えばよかったと思います」とキャンプ中盤から1軍で活躍する教え子の姿に目を細めた。

 森下はここまで紅白戦を含む実戦12試合で32打数9安打、打率・281。開幕スタメンを手中に収めつつある。「シーズンに入ってからどうなるか」と清水監督。教え子の本番での活躍に胸を躍らせた。

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