阪神・前川 復調糸口つかん打ァ “らしさ”出た3安打 2軍練習試合で6戦ぶり快音

 「2軍練習試合、阪神4-0近大」(7日、鳴尾浜球場)

 悩める若き大砲に、ようやく光が差し込んだ。阪神・前川右京外野手(19)は“らしい”スイングで次々にHランプをともした。

 「ナゴヤからなかなかいい打席内容が送れてなかったので一打席一打席工夫して、よりいいものにしていこうと試合に入った」

 「3番・右翼」で先発出場すると三回の第2打席、直球を中前へ。そこから勢いづくと五回は一、二塁間を破る右前打。さらに最終回も追い込まれてから放った打球が二塁への内野安打となった。

 20日の中日戦(読谷)での3ラン以来、無安打と苦悩していた。打撃コーチから後ろ体重を指摘され「投手に踏み込んでいく感じ」でスイング。前傾せず真っすぐ構えることも意識し、6戦ぶりの快音、3安打につなげた。大学生が相手だったとはいえ、和田2軍監督も「やっとらしいバッティングできるようになってきた」とほほを緩めた。

 この日は智弁学園時代のチームメートだった岡島とも対戦し、「久しぶりに会えてよかったです。刺激をもらいました」とさらにパワーを得た。

 「2本目(の安打)とかは結構良かった」と手応えを得つつも「これが正解とは限らない。まだ開幕まで時間はあるので、この試合を機に、どんどん調子を上げていけたら」。つかんだ糸口は放さない。

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