阪神・佐藤輝“今季1号”韓国代表相手に豪快弾 大谷は「すごいな」と刺激、虎の主砲目覚めた

 「カーネクスト2023 WBC強化試合、阪神4-7韓国代表」(7日、京セラドーム大阪)

 阪神・佐藤輝明内野手(23)が7日、「カーネクスト 2023 WBC強化試合・阪神対韓国代表戦」に「4番・三塁」でスタメン出場し、“今季1号”を放った。6日に侍ジャパンの大谷翔平投手(28)がマークした驚異的な連発に刺激を受け、虎のスラッガーもバックスクリーンへ豪快な一発。自慢のパワーを日韓の野球ファンに見せつけた。

 世界の大谷に負けじと、虎の大砲も京セラドームでバックスクリーン弾をたたき込んだ。チームが劣勢で迎えた八回。今季初めて4番に座った佐藤輝が、先頭でバッターボックスに入った。

 マウンドには韓国の背番号18を背負う、サイド右腕の鄭又榮。2球目にはこの日最速の151キロを投げ込まれた。カウント2-2からの5球目、外角ツーシームを完璧に捉えた打球は、バックスクリーン左に着弾。対外試合出場9戦目での“今季1号”となった。

 6日の日本代表戦では練習から大谷の打撃に見とれて、「すごいなと思います。イメージしていたように」とスラッガーの本能が刺激された。列島を沸かせた2連発の残像が脳裏に刻まれる中、放った豪快アーチ。「あの一本は良かったと思います」と誇らしげに振り返った。

 学生時代から大リーグへの関心が深かっただけに、夢のような2日間だった。日本代表のメジャー組3人が出場した前夜に続いて、韓国代表もカージナルスのエドマンとパドレスの金河成が先発出場。遊撃で華麗なフィールディングを繰り返し、得点につながる中前打も記録した金河成には、「守備ももちろんうまかったですし、スイングも強かったです。そういう中心となる選手がいるのが、強いチーム」と奮起させられた。

 もちろん、ただ感心しているだけではない。四回、1死一、三塁のピンチの場面で三塁線を抜けそうな強烈な打球を逆シングルで好捕。三塁走者の生還は許したが、きっちり1アウトをもぎとって、自身も『守』の高い才能を光らせた。

 WBCで日本代表のライバルとなる韓国代表については、「思い切りがいいなというのが第一印象。日本のバッターより、しっかり振ってくる感じ」と分析。強敵封じのヒントとなる警戒ポイントを挙げた。侍は世界との戦いが始まるが、佐藤輝にとっては『3・31』が開戦。「やってきたことを続けてやっていきたいと思います」と、“セ界一”への準備を進めていく。

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