【岡義朗氏の眼】侍投手陣相手に光った阪神打線の積極的な打撃

 「カーネクスト2023 WBC強化試合、日本代表8-1阪神」(6日、京セラドーム大阪)

 阪神は侍ジャパンに1-8で敗れた。大谷翔平投手(28)に2打席連発を浴びるなどスコア上は大敗となった阪神だが、デイリースポーツ評論家・岡義朗氏(69)は投打ともに「光るものは見えた」と評価した。

  ◇  ◇

 大谷のすごさに圧倒されるような展開ではあったが、胸を借りるような試合で、阪神にも光るものは見えた。まず打線に目を向けると、積極的に打ちにいけていた。

 先発の山本から始まり、プロ野球を代表する投手との対戦が続いた中で、全体的に初球からでも速いボールに負けないようなスイングができていた。泳ぐことを怖がらないような積極的な打撃だったし、今後も楽しみだ。

 投手陣に目を向けると、内角に投げにくいところがあったのではと思うが、才木は点を取られたもののボールは走っていたし、西純も素晴らしかった。

 そういった中で、今後のポイントとして一つ挙げたいのは佐藤輝のサードの守備となる。五回、先頭・源田の遊撃内野安打の場面だが、三遊間の打球を佐藤輝が深追いするような形となったことが、木浪のファンブルの原因となった。

 捕れないと思えばすぐにショートに任せないといけないし、そこでの声かけの連係が必要だ。自分がいくのか任せるのかといった声かけというのは、自分で捕れる捕れないという判断力のことでもある。声かけでいうと、他にもバント処理の際の投手との連係の上でも必要なこと。まだ開幕まで時間は残っているので、そういった感覚を磨いていってもらいたい。

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