【藤田平氏の眼】阪神・井上が変わった 打席での雰囲気、まるで別人

 「オープン戦、日本ハム8-6阪神」(26日、タピックスタジアム名護)

 数カ月前とは別のバッターのようだ。阪神・井上が変わった。もちろん、良い意味で。打席での構えから風格というか、相手投手を制圧するような雰囲気を漂わせている。

 昨秋の宮崎・フェニックスリーグとまるで違う。その頃はボール球を振らされるか、速いボールを詰まらされるケースが多かった。ところが今はボール球を見逃せることでカウントを有利にし、打てるボールを投げさせて自分のポイントで捉えている。相手を意のままにコントロールしているかのようだ。

 考え方が変わったのか、何かをつかみかけているのかもしれない。オフは巨人・岡本和らと自主トレ。一流選手との練習や会話の中でピンと来るものがあったのではないか。今キャンプの対外試合ではこれで3本塁打。確実性が増している。

 外野争いが面白い。今の井上の状況を例えると、霧が晴れてレギュラーまでの道を視界に捉え始めた段階。もう一踏ん張りだ。

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