阪神2軍で赤星塾開講「まず走塁ができないと」 1軍昇格のカギはスライディング
「阪神2軍春季キャンプ」(5日、具志川)
“赤星塾in具志川”が開講した。臨時コーチとして招かれている元阪神の赤星憲広氏(46)が5日、前日の宜野座に続き2軍キャンプを訪問して指導。ただ、1軍とテーマは異なっていた。
「1軍では今シーズン戦う上での話をしましたけど、彼らには『1軍に上がるためには』というのもあった」
その中で重点的に取り組んだのはスライディング。最近は、アマチュア時代やプロのキャンプでもけがのリスクを考慮し、練習する機会が減っているというが、赤星氏は「逆にやらないとけがをすると思う」と一蹴。「試合ではもっとスピードが出たりして、日頃やっていないとけがにつながるので、ある程度はやってもらいたい」と持論を述べた。
練習ではお尻に土がつかないように指導。地面に触れることでスピードが緩むといい、上体を倒さないように意識させた。その原因として「だいぶ前から準備をしてしまう」ことも挙げ、ギリギリまでスピードを落とさずにスライディングに入る練習も敢行した。
「走塁と守備は確率が高いから、まず走塁ができないと1軍ではなかなかチャンスをもらえない」と赤星氏。1軍での活躍を後押しするべく、走塁の大切さを説き、意識づけを行った。貴重な教えを胸に、若虎たちは期待に応えていく。
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