阪神ドラ6・富田 1番にこだわる 3000メートル走断トツタイム

 はじける笑顔を見せる富田(撮影・高部洋祐)
 3000メートル走1周目でいきなりコースから外れかけた茨木(右)。先頭は富田(撮影・中田匡峻)
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 阪神ドラフト6位・富田蓮投手(21)=三菱自動車岡崎=が22日、鳴尾浜の新人合同自主トレで行われた3000メートル走で新人6選手中1位に輝いた。11分28秒の好タイムをたたき出し、潜在能力、体力の高さを発揮した。

 「3000メートル走は入団する前からいろんな球団で行われて、新聞にぱっと載るイメージが強かったので、一番を取りたいなという気持ちで走ってました」

 1周目から富田は先頭をキープ。3周目までは同4位・茨木との1位争いを繰り広げていたが、4周目以降からは独走状態。ラスト8周目では、右翼ポール付近で一番後ろを走る同3位・井坪を抜き去ると、ゴール手前では同2位・門別も華麗に抜いてゴール。苦しげな姿を一切見せず涼しい顔で完走し、仲野トレーナーも「11分台が出る選手はトップレベルだ」と絶賛した。

 プロの世界でも何でも“1番”にこだわっていくつもりだ。「選手内でいろいろ争いはあると思うんですけど、常に一番に立ってやっていきたい」とかなり負けん気は強い。

 「スタミナがあるということは、長い回を投げられることでもあると思う。自分は先発をやりたいので、アピールしていきたい」。2軍キャンプスタートながら、即戦力としての期待も高い。実戦で猛アピールし、12球団新人最速星を目指す。

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