今年３月の第５回ＷＢＣに出場する侍ジャパン選出が内定している阪神・中野拓夢内野手（２６）が２０日、愛知県岡崎市の岡崎レッドダイヤモンドスタジアムで自主トレを公開した。以下、中野と一問一答。

　　◇　　◇　　

　－今日のノックはどんな意識だったか。

　「しっかり（グラブに）収める、というかどうしても送球する方に（体が）流れたり、そういうプレーがここ２年はあった。しっかりと修正するためにも、この期間はしっかりとボールを収めることを意識しています」

　－ＷＢＣ出場に期待がかかる。現在の率直な気持ちは。

　「自分としてもいつ呼ばれてもいいように準備しているつもりです。国際大会に出て、日の丸を背負ってプレーしてみたいという気持ちが強いので、いつ呼ばれてもいい準備はしています」

　－ＭＬＢの大谷やダルビッシュらもＷＢＣのメンバーに。

　「日本の中でもトップの選手が選ばれたなと思いますし、そういう選手たちとプレーしたいという気持ちが強いので、準備を怠らず、呼ばれた時はしっかりとチームために貢献したいです」

　－話したい選手は？

　「大谷選手です。タイプは違いますけど、いろいろ考え方や技術以外の事でも聞けることはたくさんあると思うので、機会を作れればなと思います」

　－宜野座で憧れの鳥谷さんが来る。どういう所を吸収したいか。

　「ポジション自体は、ショートからセカンドに変わるというのはあるんですけど、内野の根本的な考えというのは変わらないと思うので。ボールへの入り方であったり、守備で意識していることであったり、送球の時の足の使い方であったり。そういう本当細かいことになるとは思うんですけど、その辺をしっかりと自分のものにできるように聞いていきたいと思います」

　－ＷＢＣで代表メンバー入りしたら、チームを一時離脱することになる。二塁での連係面などでの不安は。

　「正直そうですね。不安というか、岡田監督は二遊間はコンビを組ませたいとおっしゃっていた。キャンプ途中で（離脱）ということになってしまう可能性もあるのですが、選ばれるとしたらそちら（ＷＢＣ）を優先して頑張っていきたい」

　－岡田監督は１番・近本、２番・中野構想を掲げている。こだわりたいタイトルは。

　「盗塁王はもちろん狙っていきたい。自分は首位打者を取りたいので、狙っていきたいと思っています」