阪神・西勇 ウエート法アレンジ 「経験してみたい」15年目いまだなしのVへ出力UPや

 トレーニングの合間に記念撮影に応じる西純(左)と西勇(撮影・高部洋祐)
 遠投する西勇(撮影・高部洋祐)
 トレーニングの合間に笑顔を見せる西勇(撮影・高部洋祐)
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 今季プロ15年目。長年活躍してきたからこその言葉だった。阪神・西勇輝投手(32)が16日、沖縄・宜野座での西純との自主トレ公開で、“アレ”への強い思いをにじませた。

 「優勝の経験をしてみたい。残りどれだけ一線でローテーションを回れるか分からないし、いつケガしても分からない状況でもあると思うので、できれば早く優勝できるようにって思っています」

 初めて先発ローテを回ったのは2011年のオリックス時代、くしくも岡田監督の下だった。それから12年間、ローテの一角として活躍してきたが、優勝経験はなし。年々思いは強くなっていった。

 今季チーム最年長の右腕だが「順調に痛いところもなくやれてる」と上々。「出力が上がってないとスピードも落ちてくる」と最大出力を上げるためウエートトレを変えたことも明かした。

 キャッチボールではこの自主トレ期間中から新たな試みを行っている。エンゼルス・大谷も取り入れているという装置を肘につけ「どれだけ投げた、どれだけ負担があった」ということを数値化し、チェックしている。向上心は絶えない。

 「1年間ケガをしないこと。(ローテを)1年間守ることが大事。仕事をしっかりするだけ」。冷静な言葉にも、闘志がみなぎっていた。

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