阪神・岡田監督 星野魂継承や 勝利への姿勢リスペクト「そういう意識はすごかった」

 阪神・岡田彰布監督(65)が3日、2018年に70歳で亡くなった故星野仙一元監督の命日を前に、勝利への執念を継承することを誓った。

 「勝つ意識を植え付けるというかな。そういう感覚はすごくあった」

 星野元監督が死去して4日でちょうど5年。岡田監督は当時の熱き戦いぶりを思い返した。

 2002年から指揮を執った星野元監督の2シーズン目に2軍監督から1軍内野守備走塁コーチに就任。三塁コーチャーも務め、リーグ優勝に貢献した。

 02年オフには24人の選手を解雇、放出する“血の入れ替え”を断行した星野元監督。金本、伊良部らを獲得して1985年以来18年ぶりの悲願をつかみ、当時のチームにはびこっていた負け犬根性をぬぐい去った。

 岡田監督は「現時点では生え抜き(を鍛える)とかそういう形で、トレードとかはしないからちょっとやり方としては違うけど」と当時と現在のチーム状況の違いに言及しつつ、「勝つというかそういう意識はすごかった」と勝利にこだわり続けた星野元監督の姿勢をリスペクトした。

 「そういう(勝つ)意識は変えなあかんというのはすごく感じた」と指揮官。闘将から継承する勝利への執念をチームに浸透させ、18年ぶりの“アレ”をつかみにいく。

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