阪神オーナー交代会見 阪急出身の杉山新オーナー 「想像していなかった。やりがいを感じている」
阪神オーナー交代記者会見が21日、大阪市内の阪神電鉄本社で開かれ、退任が決まった藤原崇起オーナー(70)と杉山健博新オーナー(64)が出席した。
会見の冒頭、藤原前オーナーは退任の理由を「体力的なもの。143試合戦い抜くことがかなわなくなった」と説明。「優勝を届けられなかったことは心残り」と話した。
杉山新オーナーは今回の要請を「想像もしていなかった。驚いた。身に余る大役」と話し「若手の選手が成長している。十分に優勝が狙える。やりがいを強く感じている。優勝をお届けできるよう、全力投球したい」と力を込めた。
これまで阪神の球団オーナーは基本的に阪神電鉄の社長、あるいは会長が務めており、球団史上初めて阪急電鉄出身者がオーナー職に就くことになった。
◇藤原崇起(ふじわら・たかおき)1952年2月23日生まれ、70歳。兵庫県出身。大阪府立大経済学部卒。75年阪神電気鉄道入社。2017年4月から阪神電鉄代表取締役会長、同年6月から阪急阪神ホールディングス代表取締役。18年12月1日付で阪神球団オーナーに就任。
◇杉山健博(すぎやま・たけひろ)1958年11月20日生まれ、64歳。兵庫県出身、東京大学法学部卒。82年に阪急電鉄に入社、常務などを経て、2017年4月に同社社長。06年の阪急阪神HD誕生時には阪急側で経営統合を担当。同HDでは16年に副社長、17年に社長に就任している。
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