阪神・近本 子どもたちから学んだ“聞く力”の大切さ 春季Cで新首脳陣に「ちゃんと聞きたい」

 阪神・近本光司外野手(28)が18日、兵庫県西宮市内で行われた大阪ガス主催の野球教室に特別ゲストとして参加した。キャッチボール、守備練習のほか、打撃練習ではティー打撃も実演。同市内の少年野球3チーム、計30人の小学生と交流し、「僕としてもいい一日になった」と充実の時間を過ごした。

 コロナ禍の影響もあり、プロ入り後は古巣の野球教室に関わるのは初めて。この日は教える立場だったが、逆に子どもたちから学んだこともあった。それは積極的に聞く姿勢の大切さだ。

 「何か質問ある?」と問いかけると次々と子どもたちが挙手。「どうしたら足が速くなりますか?」など、素朴な疑問をぶつけられた。近本自身は「あんまり質問できない子だった」と振り返り、「今の子は結構話せたりしていたので、すげえなと。そうやって質問できるのは魅力だな」と感心させられた。

 阪神は今季終了後に新体制となり、岡田監督だけでなく、新コーチも加わった。近本は秋季キャンプ参加を免除されたため、水口打撃コーチ、馬場内野守備走塁コーチ、嶋田バッテリーコーチらとはまだ十分に対話できていない。「春のキャンプになってからちゃんと聞きたい」と前向きな姿勢を示した。

 さらに「自分の範囲だけの知識より、外から聞くとかはすごくいいこと。それを取り入れる、取り入れないは関係なく、話を聞くのは大事」と説明。寒空の下でも元気いっぱいだった子どもたちに倣い、さまざまな意見に耳を傾け、自身のさらなる進化へとつなげていく。

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