阪神 3番ノイジーでV打線完成!“大トリ”獲得発表 岡田監督熱望の4人目新助っ人

 阪神は16日、シェルドン・ノイジー外野手(28)=前アスレチックス傘下3A=の獲得を発表した。推定年俸は130万ドル(約1億7940万円)で、背番号は今季まで糸井がつけていた「7」に決定。佐藤輝、大山につなげる3番打者として期待されており、1番・近本、2番・中野の左打者から始まる来季の並びは、2005年優勝時のオーダーをほうふつとさせる強力打線となる。

 推定年俸、そして与えられた背番号からも、期待の大きさが伝わってくる。新外国人獲得発表の“大トリ”を務めたのは、左翼レギュラーの最有力候補ノイジーだ。

 その他の新外国人は同じ外野手のミエセスが50万ドル、先発投手のB・ケラーが60万ドル、中継ぎのビーズリーが80万ドルだけに、130万ドルのノイジーが目玉となるのは明白。背番号も今季まで糸井がつけた「7」を継承することになった。

 メジャーで通算147試合に出場。マイナーでは通算517試合で、打率・299、67本塁打、323打点。リストアップされた候補者の資料映像を複数回チェックした上で、岡田監督が最も欲しがったのが、この男だったという。さらに球界関係者によると、阪神以外のNPB球団が獲得に乗り出していたという情報もある。

 指揮官は「そら理想やけど。右やしな」とノイジーの3番起用を描き、「広角に打てるからな。つなぎというか、そういう役割してくれたら一番助かるよな。打順を組んだ時に」と期待する。

 これで来季の理想オーダーも見えてきた。指揮官はすでに1番・近本、2番・中野の構想を明かしており、クリーンアップは3番ノイジーから始まり、佐藤輝、大山の主軸が座る。これは1番・赤星、2番・鳥谷の左打者で始まり、3番・シーツ、4番・金本、5番・今岡の2005年優勝オーダーを思い起こさせる並びだ。

 嶌村本部長は「できたらね、アンディ(・シーツ)、サンズとかね。ああいう安定感のある、勝負強さを求めたい」。はからずも05年に3番を務め、今回のノイジー獲得にも関わったシーツ駐米スカウトの名前を挙げながら期待感を示した。

 ノイジーは来季からシーツを引き継ぐ形で、新たに駐米スカウトに就くサンズとも米テキサス州で食事し、日本の投手の特徴などをレクチャーされたという。「チームが必要とする役割を、しっかりまっとうしていきたい」と本人も意気込みは十分。シーツ、サンズの教えを引き継ぎ、先輩同様の優良助っ人として、18年ぶりのリーグ制覇に貢献してみせる。

 ◆シェルドン・ノイジー(Sheldon Lynn Neuse)1994年12月10日生まれ、28歳。米国テキサス州出身。183センチ、105キロ。オクラホマ大から16年度メジャードラフト2巡目(全体58位)でナショナルズから指名され契約。マイナーを経て17年にアスレチックス移籍、19年8月にメジャー初出場。21年はドジャース、22年はアスレチックスでプレー。

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