阪神・桐敷 し烈開幕ローテ争い勝ち残る 先発型左腕ライバル増も気合「課題つぶす」

 子どもらと写真に納まる(右から)桐敷、鈴木、岡留、豊田(撮影・田中太一)
 “授業”を終え、子どもたちとタッチを交わす桐敷
2枚

 阪神・桐敷拓馬投手(23)が15日、タイガースアカデミーのゲストティーチャーとして岡留英貴投手(23)、鈴木勇斗投手(22)、豊田寛外野手(25)とともに兵庫県西宮市立山口小学校を訪問し、3、4年の計121人の生徒と交流。現役ドラフトでソフトバンクから阪神に移籍する大竹、ドラフト6位・富田(三菱自動車岡崎)と先発型左腕が続々と加入する中、競争を制して開幕ローテ入りを果たす決意を示した。

 子どもたちが無邪気にダイヤモンドを駆け回る姿を目にし、桐敷は自然と笑みをこぼした。「純粋でかわいいですね。いい気持ちになりました」。童心に返って気持ちをリセットし、来季に待ち受ける先発左腕同士の開幕ローテ争いに闘志を燃やした。

 現役ドラフトでソフトバンクから大竹が加入し、ドラフト6位で富田が入団。今季中継ぎでフル回転した岩貞も来季は先発に転向する。3人とも先発型左腕であり、同型の桐敷にとって開幕ローテ争いのライバル。「より開幕ローテとか、1軍争いは厳しくなる。そこに勝ち残っていかないと」と、し烈な先発左腕競争を制する覚悟を示した。

 子どもたちと交流する中で、幼少期に元西武・工藤公康氏のフォームを参考にしていたことを思い出した左腕。「全身を使って投げるというのは今もやっている」。現在は直球の球威を上げるため、体の力を打者方向に効率よく伝えるフォームの習得に励んでいる。

 先発右腕で新助っ人のB・ケラーの入団も決定し、激化する開幕ローテ争い。「課題をつぶして2月にアピールできるように」。成長を遂げ、過酷なサバイバルを生き残ってみせる。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

阪神タイガース最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    ランキング(阪神タイガース)

    話題の写真ランキング

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス