岡田阪神はオフもサバイバル〝デッドライン〟は2・12 紅白戦でレギュラー固める

 そら、このオフが大事よ-。阪神・岡田彰布監督(64)が22日、ある程度レギュラーを固めた上で、来春キャンプの対外試合初戦に臨む方針を明かした。併せてオフシーズンの過ごし方の重要性も強調。自覚を持ち、課題に取り組む大切さを説いた。2月1日のキャンプインへ向けて、オフもサバイバルは続く。

 秋季キャンプ打ち上げ翌日、荷物整理のため球団事務所を訪れた岡田監督の表情は晴れやかだった。自身も驚きの体重減が、監督として久々に迎えたキャンプの充実ぶりを物語る。「3キロぐらいやせてたわ、きょう測ったら。ビックリしたわ」と笑顔で明かした。

 もちろん生で見て、直接指導もした選手らにとっても“実りの安芸”となった手応えがある。だからこそ、このオフの過ごし方が、より大事になってくることを強調した。

 「やってなかったら、そんなもん、取り残されんのがプロやねんから」。そう話した上で、来春キャンプ第4クールから始まることが濃厚な対外試合には、ある程度レギュラーを決めた上で臨む方針を明かした。

 「その辺になったら絞っていかな。いつまでも競争で、ポジション誰が守るか決まらんようではあかんよな。もうな、かっちりとレギュラーという形で自覚を持たしてな。若い選手なんか、余計そっちの方が思い切ってできると思うしな」

 すでに2月11、12日に、主力投手を除く1、2軍総出での12イニング制紅白戦2試合を実施することは決定している。そこがある意味の“デッドライン”。「11月に(秋季)キャンプをして、今度は自主トレを2カ月。課題を見つけて自分の練習をして、次のシーズンに臨むというかな。2月な。そこで“コイツはいける”いうな。そういう感じになると思うよ」と説明した。

 今春までの矢野政権時より、実戦の開始自体は遅くなった。その一方でレギュラー決定時期はグンと早まる。オフの成果が問われるキャンプイン「2・1」までの期間の重要度は、むしろ増したとも言えるだろう。

 「そりゃ(初日で)分かる分かる。昔はおったもんな。見てすぐ、あんなん体重オーバーやとか、おったよ。餅、食いすぎましたとか(笑)。そんなんおったわ、ホンマに」。昔話を持ち出して笑わせた指揮官だが、選手にとっては笑えないジョークだ。オフも続くサバイバル。生き残るのは誰だ!?

関連ニュース

編集者のオススメ記事

阪神タイガース最新ニュース

もっとみる

    スコア速報

    主要ニュース

    ランキング(阪神タイガース)

    話題の写真ランキング

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス