阪神ドラ5戸井“タイ獲ル”宣言 首位打者&二塁打記録樹立だ 岡田イズムにも興味津々

 仮契約を終え、笑顔を見せる天理・戸井(阪神タイガース提供)
 仮契約を終え、笑顔を見せる阪神5位指名の天理・戸井零士(左)=阪神タイガース提供
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 阪神からドラフト5位指名を受けた戸井零士内野手(17)=天理=が16日、大阪市内のホテルで入団交渉に臨み、契約金3000万円、年俸500万円で仮契約を結んだ(金額は推定)。将来の目標に二塁打記録の樹立と首位打者獲得を掲げた。その第一歩として、来春キャンプで予定されている1、2軍合同紅白戦でアピールし、岡田監督から直接指導を受けることを熱望した。

 仮契約を終えたばかりの17歳は目を輝かせて、将来の目標を口にした。自身を長距離打者ではないと自覚する戸井は「ツーベースにこだわりを持っているので、二塁打の記録と首位打者のタイトルは狙いたい」と言い切った。

 名門・天理で下級生時代からレギュラーを張り、高校通算13本塁打を誇る。それでも「強いライナーの延長線でホームランを打てればと考えている。シングルよりは長打ということで二塁打にこだわりを持ちました」と説明。「軸で回る、軸が強い選手が素晴らしい」とカブス・鈴木や楽天・浅村の動画を参考にしている。

 近々の目標も明確だ。「しっかり1年目からアピールして、1軍の舞台でプレーできるように頑張ります」。そう話す戸井にとって、絶好のアピール機会となるのが、来春キャンプ中に予定されている1、2軍合同の紅白戦だ。「まずはそこに照準を合わせて、しっかり調整したい。打てる内野手というところで、ツーベースとか長打をアピールしたい」と力を込めた。

 連日の報道などで見聞きする、岡田監督の野球観にも興味津々だ。高知・安芸での秋季キャンプ中は主力や若手選手が次々と指揮官に直接指導を受けている。「すごい方の考えというのは、すごく聞いてみたいですし、興味深い」と自身も早く岡田イズムに触れたい思いは強い。

 現在は守備、打撃ともにレベルアップを目指して練習に取り組んでいる。年明けの入寮に向けて、苦手なランメニューを増やし、体力強化のトレーニングにも余念がない。「ケガをしない体の強さが自分の強みなので、そういった部分を磨いていきたい。阪神タイガースにふさわしい選手になれるように頑張りたい」。大阪府出身の戸井が、地元の人気球団で球史に名を残す打者を目指す。

 ◆戸井零士(とい・れいじ)2005年1月18日生まれ、17歳。大阪府松原市出身。181センチ、82キロ。右投げ右打ち。内野手。血液型A。小2で軟式のポルテベースボールクラブで野球を始める。小5から中3まで硬式の松原ボーイズに所属。天理では1年秋からメンバー入りし、2年春、3年春夏に甲子園出場。高校通算13本塁打。

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