阪神・小幡 好機到来に「アピールするだけ」岡田監督の守備実演は「分かりやすい」

 岡田監督(80)が見守る中、ノックを受ける(手前から)小幡、熊谷、高寺(撮影・飯室逸平)
 岡田監督(後方)が見守る中、ノックを受ける小幡(撮影・飯室逸平)
 身振りを交え、アドバイスを送る岡田監督(撮影・飯室逸平)
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 「阪神秋季キャンプ」(2日、安芸)

 岡田監督から正遊撃手候補に挙げられている小幡が期待に応えられる成長を誓った。キャンプ初日の練習を終え、「アピールするだけですし、自分がやれることをしっかりやって精いっぱい出せるように、練習していくだけです」とビッグチャンス到来の秋に力を込めた。

 午後の個別練習では現役時代に内野手だった岡田監督が自らグラブをつけて、「前でさばく」という守備を実演。小幡は「言うだけとやってくれるとなると、目で見られて分かりやすいし、言ってることが『ああ、こういうことなんだ』と分かりますし」と納得の様子。「足の使い方とかステップとか。馬場さん(内野守備走塁コーチ)とも話しながら、あしたも朝からやりたい」と意欲的に話した。

 守備重視の野球を掲げる岡田監督は既に一塁・大山、三塁・佐藤輝の固定を明言している。この日、改めて「一番迷うのは二遊間の人選かな。その辺はこの3週間で見極めようと思う」と見通しを語った。

 小幡についてはフェニックス・リーグ期間中から遊撃起用を指示。「オレは一番最初に『小幡にショート守らせろ』って言ってたんだけど、それだけ期待しているというかね、そういうことよ、それは」と説明。「守り、守り、それは。打つ方はそんなに期待していない」と言うほど、22歳の高いレベルの守備力にほれこんでいる。

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