阪神・小幡 正遊撃手獲り「肩」でアピール 初対面岡田監督の直接指導〝熱望〟
阪神・小幡竜平内野手(22)が1日、自慢の強肩をアピールし、正遊撃手の座をつかみ取る決意を示した。2日から20日間に及ぶ鍛錬の秋季キャンプが始まる。岡田監督から正遊撃手の筆頭候補に挙げられている中で存分に持ち味を出し切り、新指揮官をうならせる。
小幡はキリッと引き締まった表情で高知に足を踏み入れた。岡田監督から正遊撃手候補の期待をかけられる中で始まる秋季キャンプ。絶好のアピールチャンスを前に、自然と気持ちは高ぶった。
「二遊間は人が多いですけど、その中で一番アピールできるように。アピールポイントは肩です」。遊撃のレギュラー候補には中野、木浪、高寺ら同じ左打ちで俊足タイプの選手が多数いる。その中で勝ち抜くため、持ち味の強肩でライバルとの違いを指揮官に見せつける。
重要となるのはゴロ捕球をする際の足さばきで、力強い送球をする体勢を整えるには欠かせないポイントとなる。「(打球に対する)1歩目であったり、キャンプは足さばきをテーマにしたい」。自慢の強肩を最大限に発揮するべく、足元から土台を作り上げていく。
10月31日まで宮崎県で行われていたフェニックス・リーグに参加していたため、岡田監督とはこの秋季キャンプが初対面となる。それでも「記事でも(岡田監督が)守備を重視しているのは目にしている」と指揮官の考えは浸透済み。「ポジショニングの取り方が一番の基本だと思うので聞いてみたい」と直々のアドバイスも心待ちにした。
同リーグでは13試合に出場して50打数19安打の打率・380と、課題の打撃で好成績をマークした。指揮官は守備重視を強調しながらも「(シーズンでは)2割ちょっとくらいは打ってほしい」と二遊間にも最低限の打力を要求する。その中で打力改善の兆しを見せることに成功し、「自分のタイミングでしっかりスイングできている。(走攻守の中で)手応えは一番よかった」と好感触を示した。
「当たり前のことを当たり前にできるように。そこを一番意識したい」と小幡。指揮官が期待する以上のアピールで、正遊撃手の座をものにする。
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