阪神・平田ヘッド「岡田平田」になれ 連日の併殺特訓で「スムーズに」

 ノックを受ける糸原らに声をかける平田ヘッドコーチ
 二遊間ノックで渡辺(左)にグラブトスをする中野。手前は岡田監督(撮影・田中太一)
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 阪神・平田勝男ヘッドコーチ(63)が30日、二遊間を担う内野陣に「アライバじゃなくて、岡田、平田のコンビになれ」と“黄金二遊間”指令を出した。

 29日に続き、中野や糸原、木浪など二遊間メンバーの8人がグラウンドに集められた。併殺プレーを確認した後は、元中日の名二遊間で荒木と井端が得意とした、二塁手がグラブトスした球を遊撃手が一塁に送球する特訓が行われた。

 85年の阪神日本一メンバーで、遊撃手を務めた平田ヘッドは「現役時代に(二塁手の)岡田監督と嫌っちゅうほどやった練習だよ」とニヤリ。「君らは荒木、井端と書いてたけど、あれをやり始めたのは岡田、平田のコンビなんだよ!!」と笑顔で“訂正”を求めた。

 前日より選手たちも動きが軽やかで「スムーズになったね」と平田ヘッドもうなずく。今季、チームの併殺奪取数は117で1位・ヤクルトの同数は143。「ヤクルトとゲッツーで30個くらいあんねん。取れるところでしっかり取らないと」と守備改善へ、基礎練習を徹底していく。

 秋季キャンプにはフェニックス・リーグからも若虎が参加。「(宮崎組の)選手たちも張り切っているだろうしね」。新たな“岡田平田”コンビ誕生へ、4年連続でゴールデングラブ賞を獲得した名手が、目を光らせる。

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