阪神・梅野 秋季C“前半”参加 岡田監督指令に意気 若手投手と積極コミュニケーションへ

 阪神・梅野隆太郎捕手(31)が30日、甲子園での秋季練習に参加し、秋季キャンプでは若手投手と積極的にコミュニケーションを図る考えを示した。岡田監督の指令に応える形で、安芸でのキャンプは前半まで参加する。新指揮官が100試合以上の捕手固定を明言する中、正捕手の最有力候補。信頼を勝ち取り、実りの秋とする。

 3年ぶりに復活する秋季キャンプを梅野は待ちわびる。主力の中堅組が免除される中、岡田新監督の「若いピッチャーを受けさせとかなあかんからな。最初だけでもな」という意向もあり、前半まで異例の参加が決定。指揮官の指令を意気に感じ、梅野は力強く呼応した。

 「もちろんです。基本的にはそこを重視しながら。いい経験、苦い経験をしたピッチャーもいれば、まだまだ経験のないピッチャーもいるので、いろんな言葉のキャッチボールをしたいと思います」

 昨年は甲子園と鳴尾浜で野手、投手が分かれて練習したが、今年は安芸で開催となり、若手とコミュニケーションを図る時間はたっぷり。「受けたことがないピッチャーも来ると思う。自分の準備にもなる」。ブルペンでは積極的にボールを受け、それぞれの特徴を把握するつもりだ。

 岡田監督は捕手起用について「100試合以上」の固定を明言。梅野は3度ゴールデングラブ賞に輝き、今季も盗塁阻止率・323をマークした。指揮官が掲げる「守り勝つ野球」に欠かせない存在で、正捕手の最有力候補だ。梅野も日本シリーズの戦いぶりをチェックするなど、自覚にあふれている。

 「日本シリーズを見ても、投内とか連係プレーがすごく響いている。野球はそういうもので、ガラッと変わったりするので、細かいところを少しずつ話していければいい」

 決意を新たに臨んだ秋季練習も残り1日。「充実しています。チームの方針や空気感も変わって、新たなスタートというか、新鮮な感じなので、今の準備段階から土台を作っていきたい」。岡田監督からは打撃の助言を受けたといい「これからいろんな話をしていきたい」と前向きだ。指揮官の信頼も勝ち取り、実りの秋を過ごす。

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