阪神・藤浪CSへカット手応え 1回2失点も「感覚つかめた」 担う役割は第2先発
「2軍練習試合、阪神7-5日本海オセアンリーグ選抜」(5日、鳴尾浜球場)
ポストシーズンでチームを勝利に導くため、阪神・藤浪は課題を胸にマウンドに上がった。2軍練習試合・日本海オセアンリーグ選抜戦(鳴尾浜)に七回から登板し、1回3安打2失点。最速は157キロをマークしつつも、全36球中、約半分で変化球を投じた。
たとえ打ち込まれても、黙々と準備を遂行した。短期決戦で必要と考えたのが変化球の精度。「最近ちょっと精度が悪かったので、対バッターで投げておきたかった」とカウント球の軸となるカットボールの質を上げることに努めた。
先頭に左翼線二塁打を浴び、続く打者にも右翼線適時三塁打を許して失点。さらに、1死三塁から左前適時打を許すなど、打ち込まれたのは全て変化球。「打たれましたけど、気にしてはいないです」と言い切り、「ベストではないですけど、多少感覚はつかめました」と手応えを口にする。
なぜ、変化球の精度なのか-。CSでの役割は第2先発。長いイニングを投げることが予想され、テンポ良く投球するためにはカウント球の精度がカギとなる。久保田2軍投手コーチは「有効なボールだと思うので、(CSでも)使っていくと思う。状態は悪くない」と太鼓判を押した。
「仕事を全うできるようにしたい」と意気込んだ背番号19。試合の流れを呼び込む投球で、CSファーストS突破に貢献する。
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