阪神・矢野監督「本当にお疲れさまでした」中日・福留に敬意

阪神ナインにも見送られグラウンドを後にする中日・福留孝介=甲子園(撮影・飯室逸平)
 近本(左)から花束を贈られる福留(撮影・山口登)
8回、2ランを放った阪神・メル・ロハス・ジュニアを迎える阪神・矢野燿大監督=甲子園(撮影・飯室逸平)
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 「阪神6-2中日」(12日、甲子園球場)

 阪神は最下位の中日に連勝を飾り、3年連続でこのカードの勝ち越しを決めた。同点の六回を無失点で締めたケラーが来日初勝利。マルテが同点の六回に決勝の2点左前適時打を放ち、八回にはロハスが9号2ランを放って試合を決めた。試合後の矢野監督は以下の通り。

 (テレビ会見)

 -きょうは打線がかみ合った。

 「欲を言えばね、前半でもうちょっと点を取れたらもっと楽にというか、いい形でいけたかなと思いますけど、中盤以降は投手陣も頑張ってくれましたし、打線もつながりましたし、なんと言ってもマルテがね、いいところで打ってくれましたしね」

 -大山が同点打。六回に原口が勝ち越しのきっかけを作った

 「いやもう、フミ(原口)がね。本当にしぶとくどの打席も気持ちのこもったバッティングをしてくれているので、いつも何とかしてくれるんじゃないかという期待の中で、いいヒットを打ってくれました」

 -代打・マルテで勝負をかけた。

 「打ってくれと期待を込めて出してますけど、マルテでダメだったとしても、納得できる選手なんで。自信を持って送り出しました」

 -七回には佐藤輝が適時打。

 「注目される選手なんで、いい時も良くない時もありますけど、最初のところで打てなかった悔しさというのは、もちろん持って打席に立っていると思ってますし。まだまだ成長過程の魅力のある選手なんで、残りの試合でも輝らしい打撃をしてほしいですね」

 -才木が粘った。

 「球の走りは良かったですけど、いつもに比べると、真っすぐがちょっと浮いて、苦しい場面が多かった。それでも粘ってくれましたね」

 -福留に花束が贈呈された。

 「この年まで孝介もこれだけ長くユニホームを着て、アメリカも経験しながら、またタイガースでも一緒にやりましたし。孝介がいろいろプレーでみせてくれたこと、直接教えてくれたことっていうのはウチのチームに生きているので感謝の気持ちはありますし。本当にお疲れさまという気持ちでした」

 -残り10試合。

 「あした全員で取りに行きますし、きょうもね、そういう試合ができたので、あしたもそういう試合をみなさんにお見せします」

 (囲み取材)

 -侍・栗山監督とは。

 「うちの選手に興味を持ってもらっているところはあると思うんで。そういうところではアメリカに行って戦うってところで、もちろん世界一を目標にされていると思う。その中で、うちの選手に一人でも二人でも多く入ってもらいたいし、栗山監督の頭の中にもね、うち選手がいることはうれしかったし、できればね、一人でも多く日の丸を背負うというのはいい経験というか、その後にも大きな経験となると思うので、選んでもらえたらなと思う」

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