阪神・岡留 2軍戦で6試合連続0封 ルーキーイヤーでの1軍デビューなるか

 「ウエスタン、阪神3-0オリックス」(10日、安芸市営球場)

 ピンチを脱すると同時に、阪神・岡留英貴投手(22)はグラブをバシッとたたいた。0-0の六回2死二塁。1軍でも実績を残す福田を空振り三振に斬り、声を上げた。

 「ブルペンでもコースや意図を持って投げている。そういうのが今の結果につながっているのかな」。1四球を与えながらも1回無安打無失点。これで新型コロナウイルス感染から実戦復帰後、6試合連続無失点と安定感が光る。

 現在は勝負球の一つでもあるスライダーを改良中。2軍調整中の渡辺から指導を受けており、「だいぶ感覚がいい感じになってきている」と手応えをつかんできている。

 同じく2軍調整中の石井からも、フォームのバランス維持のために股関節のトレーニングを享受。「毎日の準備運動としてやっています」と新たなルーティンを確立した。

 1軍は残り12試合だが、結果を残し続ければチャンスはある。「良くなってきているので、いい方向に持っていけるように」と背番号64。「0」を積み重ね、ルーキーイヤーでの1軍デビューを目指す。

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