阪神・伊藤将が甲子園10連勝 聖地で強い秘けつは阪神園芸との“対話”
「阪神9-1ヤクルト」(7日、甲子園球場)
阪神・伊藤将司投手(26)が9回5安打1失点で、2年連続2桁勝利に王手をかける9勝目を挙げた。完投で甲子園10連勝も達成した若き左腕。グラウンドを管理する阪神園芸関係者との日々の“対話”も聖地での強さの一因となっている。
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夏のロードに入る直前。甲子園の右中間付近で、伊藤将が阪神園芸・金沢健児甲子園施設部長と話す姿があった。「芝の話を(笑)。ディボットすごいっすねって」。ディボットとは、ゴルフでショットの際に削れてしまった芝のこと。ゴルフ好きの左腕らしい視点で、聖地の芝に興味津々のようだった。
ただ談笑をしているだけではない。金沢部長ら阪神園芸とのコミュニケーションは、より良い投球をするために欠かせない。「会ったらいつも話します」と左腕。特にブルペンについて「『こうできないですかね?』みたいな。他のピッチャーもいるので」と頻繁に相談するという。
硬さや傾斜など投手によってさまざまだが、伊藤将は硬めのマウンドが好み。プロ仕様のマウンドに最初は慣れない投手もいるが、「自然に合ってる感じはしました」とすぐに適応した。
最後までマウンドを譲らず、成し遂げた甲子園10連勝。日頃の“対話”が、その強さを支えている。(デイリースポーツ・間宮涼)
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