阪神・矢野監督一問一答 連敗で4位に2差 首位ヤクルト戦へ「もうやるしかない」

 甲子園での最後の伝統の一戦に惜敗し、深々と頭を下げる矢野監督(撮影・田中太一)
 9回、ロハスが倒れ試合終了(撮影・山口登)
 8回、浜地は坂本のハーフスイングを審判にアピールする(撮影・山口登)
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 「阪神0-2巨人」(4日、甲子園球場)

 阪神は先発の西純矢が六回まで2安打無失点の好投も、七回無死一塁で中田に初球のフォークを左翼席に運ばれ、1球に泣いた。打線は1963年の球団ワースト記録に並ぶ今季24度目の完封負け。3位の阪神は4位の広島、5位の巨人に2ゲーム差に迫られ、CS進出争いが再び熱を帯びてきた。

 6日からは首位・ヤクルトとの2連戦。試合後の矢野監督は「まあ、もうやるしかないんでね。精いっぱいがんばります」と決意を述べた。以下矢野監督一問一答。

 -西純は中田に初球のフォークを2ランされた。

 「いやいや、それよりも(先頭の丸への)フォアボールでしょ。フォアボールがやっぱりね。代走を出されて、クイックせなあかん、長打警戒せなあかんっていうところで。ホームランを打たれたっていうのは、もちろんひとつだけど、フォアボールがもったいない」

 -立ち上がりからいい状態だった。

 「そうやね、バランスもよく、いい球いっていたし。まあ若いピッチャーなんで、そこは痛い1敗やけど、ああいうね、球数もまだ少なかったけど、ピッチャーも疲れてる、バッターも目が慣れてくるっていうところの、あっこを乗り越えるようなピッチャーになっていってもらいたいし」

 -次回以降は。

 「それは今すぐは、わからん」

 -走者が出てもつながらなかった。

 「もちろん、どっかで長打が出てくれたらというのはある。低めに丁寧に投げられてゴロになっちゃったというところはあると思うけど。点を取れなければ勝ちはないんで」

 -近本が今季も最多安打争いと活躍。

 「ケガなくやれるというのもそうだし。調子の波というのがあれば、なかなかそういうところには届かないと思う。毎年、どちらかと言えば春先がちょっと調子が上がらなくて、というところはあるけど、途中で連続試合安打とか、走りながら、ヒットも打ちながらということは体も結構大変だと思うけど。体もしっかりケアしながら、技術にも貪欲に取り組んでいるという結果がそういうところに出ているんじゃないかな」

 -浜地も40試合以上で防御率0点台。

 「うん、まあね、今年中継ぎで浜地と湯浅がしっかり出てきてくれたっていうのが、チームとしても大きいしね。まずは1年通して、1回離脱があったけど、これだけ投げられているのは本人の自信にもなっていると思います」

 -週明けから首位ヤクルト戦。

 「まあ、もうやるしかないんでね。精いっぱいがんばります」

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