掛布雅之氏が阪神・才木に伝えた生きる術「困ったらストレートを投げる投手になりなさい」

 江川卓氏が21日、自身のYouTubeチャンネル「江川卓のたかされ」を更新。掛布雅之氏との対談第3弾では、トミー・ジョン手術から復活を遂げた阪神・才木浩人投手の1年目のエピソードを披露した。

 掛布氏が阪神の2軍監督を務めていた2017年にルーキーとして入団してきた才木。「本当にいい投手だったの。1年目金本監督もぞっこんで、エースになっていくんじゃないだろうか」と明かし、「打たれたらベンチで泣いてるわけだ。ベンチ裏で。相当、悔しかったんだろうね」とルーキーイヤーから試合で打たれると涙を流していたという。

 その際、今後プロの世界を生き抜く術として「どうしてもカウント不利になったときに、お前みたいなピッチャーはストレートを投げなきゃいけない。そこで変化球で逃げるようなピッチャーになってほしくない」と伝えたという。カウント2ボールや3ボール1ストライクからストレートでファウルを打たせるなどして、投手有利の状況に持ち込めるようになったという。

 この日の巨人戦でもストレートで押し込み、その圧倒的な球威で奪った19個のアウトのうち、2桁10個のフライアウトを数えた才木。ルーキー時代の教えを今も守っていることが分かる内容で3勝目を挙げた。

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