阪神サヨナラ負け 3位DeNAに0・5差と迫られる 三回以降1安打と今永の前に沈黙

 9回、代打・大田にサヨナラ打を浴びた加治屋(撮影・佐々木彰尚)
緊急事態にスタメン入れ替えて臨んだが、サヨナラ負けを喫した矢野監督(左から3人目)=撮影・佐々木彰尚
 沸き上がるDeNAナインを背にグラブのひもをかみながら引き揚げるロドリゲス(撮影・田中太一)
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 「DeNA3-2阪神」(9日、横浜スタジアム)

 阪神が接戦を落として、3位のDeNAに0・5ゲーム差に迫られた。同点の九回、4番手の加治屋が2死一、三塁から代打・大田にサヨナラの左前適時打を浴びた。

 二回に先制した。糸原の二塁打で1死二塁の好機を作り、スタメン抜てきの陽川が中前適時打を放った。なおも2死二塁から木浪が中前適時打で追加点。この日、中野が新型コロナ陽性判定で抹消され、代役としての出場で存在感を示した。

 先発した青柳は四回、2死一、二塁のピンチを招くも、宮本を打ち取った。二遊間寄りの打球を処理した二塁の糸原は素早く一塁へ送球。だが、これが高くそれて悪送球となり、二塁走者が生還した。

 六回は1死三塁から代打・オースティンの二ゴロの間に同点とされた。DeNA打線に粘られる場面が多く、球数がかさんで6回5安打2失点で降板。球団右腕54年ぶりとなる10連勝、自己最多タイの13勝目を逃した。

 九回も二死一、二塁から加治屋の暴投で二走の三進を許すなど、最後もミスが絡んだ。

 打線は三回以降は、今永をなかなか捉えることができず、わずかに1安打と沈黙。9回2失点の完投を許した。

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