阪神・西勇 7回4安打0封「不安なく投げられた」抜群低め制球で初貯金導いた

 「阪神6-0ヤクルト」(29日、甲子園球場)

 いかなる時も気負わない。阪神・西勇は「普段通りにいくことでベストピッチができる。自分の考えは間違っていなかった」と手応えをにじませた。後半戦初戦の先発マウンドを託され、7回4安打無失点の好投。期待に応え、今季初の貯金「1」を呼びこんだ。

 息の合ったコンビネーションだった。3点リードの四回、ロドリゲスの失策で1死一、二塁とこの日初めてのピンチを迎えた。サンタナとの勝負で、最後は外角低めいっぱいにフォークを投げ込み、見逃し三振に仕留めて流れを渡さなかった。

 ボールにも見えた際どい判定。「梅野のキャッチングが上手で、審判をうまくかわすことができた」と、してやったりだ。低めへの制球力がさえ渡り「そこまで不安なく投げられました」と終始安定していた。

 試合は「夏休みこどもまつり」と銘打ち、多くの虎キッズが球場を訪れた。三重県出身の右腕も「福留さんのホームランだったり、立浪さん。思い出は残っています」と、小さい頃は中日戦に足を運んでいた。今度は自分がプロ選手の立場として、技巧派の極意を存分に披露した。

 残り48試合。逆転Vへヤクルトの背中を追っていく。経験豊富な右腕が、どんな時でも試合を作っていく。

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