ノーノー完敗の阪神2軍 野村克則監督代行「不名誉な記録」平田2軍監督らコロナ感染の緊急事態

 試合終了後に観客にあいさつする中川(左)と野村2軍バッテリーコーチ(撮影・石井剣太郎)
 3回、宇草の打球を好捕する小野寺(撮影・石井剣太郎)
 4回、末包の打球を好捕し、飛び上がりながら送球する片山(左)=撮影・石井剣太郎
3枚

 「ウエスタン、阪神0-2広島」(29日、倉敷マスカットスタジアム)

 阪神2軍は、広島の継投の前にノーヒットノーランリレーを喫した。23日に高寺が新型コロナウイルスに感染し、この日は遠藤も陽性判定を受けて離脱。野手11人中、内野手登録は木浪、原口の2人となった。外野手登録の小野寺がプロ初の遊撃でスタメン出場し、捕手登録の片山も三塁で先発。人員不足の中、異例のオーダーで臨んだが、屈辱の敗戦となった。

 また、平田2軍監督もこの日に新型コロナウイルス陽性判定を受けて離脱。野村2軍バッテリーコーチが代行監督を務めた。

 野村2軍代行監督の一問一答は以下の通り。

 -新型コロナウイルスの影響で人員不足の中、打線は無安打に終わった。

 「現状いるメンバーでやっていくしかないですし、現場を預かる身としては、しっかり変わらず、選手たちにいろいろな意識を持ってやってもらって。(平田2軍)監督が戻ってきたときでも通常通り選手たちがプレーできるようにしとかないといけないので。今はもう何言ってもしょうがないので、今いるメンバーで戦っていきたい。人数少ないですけど試合に出れるチャンスというのは(増える)。小野寺がショートを守ったり、片山がサード守ったりとか。普段できないポジションをやったりして、違うポジションを守ることで視野も広がって自分の野球勘とかにつながっていくので。いろいろなことをプラスに変えてもらって、やってもらえたらなと思います」

 -小野寺はプロ初の遊撃でいい動きをしていた。

 「本当に思った以上に守れててよかったと思うし、打球にも素早く対応して守れていたからよかった。思ったよりできていて、ほっとしています」

 -新型コロナウイルス感染から坂本が実戦復帰。

 「怪我とかではないので心配してなかったんで。間が空いて試合勘とかなので、よく守れたんじゃないかなと思いますけど。守れる姿を見せておいたら、後は一軍に呼ばれるだけなので。こっちでしっかり準備させていつ(1軍に)呼ばれてもいいようにさせておきたい」

 -広島の先発・遠藤の印象。

 「コントロール良くて、どの球種でもカウントを取れて、どの球種でも勝負できる。絞り切れずに、途中(日高2軍)打撃コーチが選手を集めて絞っていこうと話してたけど、捉えきれなかったね。不名誉な記録なので、なんとか選手達が奮起して、試合も続くのでやってもらいたいなと思います」

 -小野寺や片山だけでなく、他の選手も普段とは違うポジションで守る可能性も。

 「今は現状、この感じでやっていくしかないので。野手コーチと話しながら。いろいろ守れるのは選手にとってはプラスだと思うので、現状やれることに取り組んでいきたいです」

関連ニュース

編集者のオススメ記事

阪神タイガース最新ニュース

もっとみる

    スコア速報

    主要ニュース

    ランキング(阪神タイガース)

    話題の写真ランキング

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス