阪神・矢野監督 奇跡Vへ11差縮める!後半戦ヤクルト戦からスタート「ウエルカム」

 阪神の矢野燿大監督(53)が28日、「ヤクルト戦からスタートっていうのはウエルカム」と、後半戦開幕が首位独走チームとの対戦になることを歓迎した。

 何と言っても球宴前ラストカードとなったDeNA戦を3連勝で終えたのが大きい。「2勝1敗じゃ、ちょっと乗っていきにくいというか。やっぱり3つ目を勝ってこその後半戦っていうのがあった。5割で終えて本当のスタートやね、ここから」とうなずく。

 開幕で大きく出遅れながらも、阪神は広島と並ぶ2位タイで折り返した。ヤクルトとの差は11ゲーム。残り49試合のうち、そのヤクルトとは最多12試合を残している。

 「そこでやっぱり、大きく勝ち越すことが必要になってくる」。大逆転Vへの“ドラマ”を描く指揮官は「現状で言えば、俺らにとってさらに勢いを増すことができる相手」と、29日からの3連戦で、より一層、その機運を高めたい考えだ。

 監督として指揮を執るのも今季が最後。「残り何試合かなと毎日、思いながらグラウンドに立っているし、貴重な一試合、一試合になるんで。こっから本当にすごい奇跡やドラマが起こるとなれば、とんでもないことになる」。高揚感を胸に、運命の後半戦に向かって行く。

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