阪神・大山 球宴満喫「いい経験」初のホームランダービーで4発惜敗 初の右翼守備も

 ホームラン競争で豪快なスイングを見せる大山
 ホームランダービーで阪神・大山(左)は西武・山川に敗れる(撮影・山口登)
 6回、阪神・大山は空振り三振に倒れる(撮影・山口登)
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 「マイナビオールスターゲーム2022・第1戦、全パ3-2全セ」(26日、ペイペイドーム)

 優雅なスイングから放たれた打球が、美しい弾道を描いてスタンドに吸い込まれていく。阪神・大山悠輔内野手がホームランダービー準々決勝・第2試合で対戦したのは昨年、佐藤輝らを破って準Vに輝いた西武・山川。“敵討ち”とはならず、惜敗に終わったが、ホームランアーティストらしい、滞空時間の長い当たりで、ファンを魅了した。

 球宴自体が初出場だけに、もちろんホームランダービーも初体験。それでもファーストスイングで、いきなり左翼席へとたたき込むと、5スイング目には左翼席中段付近まで届く豪快弾。9、14スイングも左翼席へ運び、16スイングで計4本と上々の結果を残した。

 後攻の山川が5本目を放ち、敗退が決まると拍手でたたえた大山。「負けてしまいましたけど、独特の緊張感の中でいい経験になりました。素直に楽しかったです」と話し、「あした輝がやってくれます!」。27日にまずは楽天・浅村と対する佐藤輝に託した。

 試合では六回から登場し、2打席凡退に終わったが、「普通のシーズンでは味わえない試合を味わえたので、すごいいい時間だったと思います。しっかり自分のスイングはできたので良かった」と満足げ。自身初の右翼守備に就くなど、初の球宴初日を満喫した。

 ◆ホームランダービーのルール 2分間球数無制限でホームラン数を競う(観客の安全を考慮し、前打球の着弾確認後、次の打球とする)。同点の場合は1分間の延長戦を行う。延長戦でも同点の場合は以下の方法で順位を決定する((1)ホームランダービーファン投票の投票数が上位の選手(2)本年公式戦でホームラン数が多い選手(3)昨年公式戦でホームラン数が多い選手)。ただし決勝がホームラン数0で同数の場合は引き分けとする。優勝賞金100万円。7試合通して打球の平均速度が一番速かった選手に日産サクラ賞として日産サクラが贈られる。

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