阪神の平田2軍監督 ドラ7・中川を絶賛「ハートが違う」一問一答

 5回、生還した井上を迎える平田2軍監督(撮影・神子素慎一)
 7回から登板した岩田(撮影・神子素慎一)
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 「ウエスタン、オリックス3-4阪神」(20日、杉本商事バファローズスタジアム舞洲)

 阪神は、4番・井上が先制&逆転打を放つ活躍を見せて勝利した。先発した秋山は6回8安打2失点と粘投。7月末までの支配下登録を目指す育成の岩田は、七回から2番手として登板し、1回を三者凡退に抑えて10試合連続無失点とした。後半戦までの2軍調整で復調を目指す糸井は、この日は試合に出場せずに鳴尾浜で打ち込みを行った。

 平田2軍監督の一問一答は以下の通り。

 -秋山が粘投。

 「ずっとな、ランナーを出しながらしっかり粘ってくれているよ」

 -井上は先制打に、逆転打も。

 「広大(井上)は打点がこの前もトップだっていう話でね。やっぱりチャンスに(打って欲しい)4番なんで。今日みたいに四番が打てば勝つっちゅうことと、やっぱり送球。彼のスローイングの質の高さ、これはやはりねえ。打つほうはもちろん4番の仕事をしているけど、今日のあのバックホームといい、最後に島本のところ、八回の封殺。セカンドで殺したスローイング。あれはもう広大(井上)の一番いい特徴よ。スローイングいいもん」

 -岩田はこれで10試合連続無失点。

 「岩田はもう、すごく、右からいったって問題ない。ストライク先行になって、自分の組み立てっちゅうか。こうやって、インコースを見せてスライダーでっていう、自分でそういういいイメージができているな」

 -支配下を目指す立場。

 「いやいや今月いっぱいだから。そらあ、川原にしても、牧にしても、望月にしても、3桁の選手たちは、今やっぱり。今日なんか岩田もそういうのが出とる。何としても支配下になりたいというさ。マウンドで出ているよね」

 -糸井は試合に出なかったが。

 「まあ、明日の楽しみにしといてくれ」

 -中川が攻守で躍動。

 「素晴らしい。見た?最初のワンバウンド。殺したやつ。試合に出るたびに成長してるわ。この前はスチール、秋山を殺して、今日はワンバウンドで殺して。あの粘り。何球粘った。13球でしょ。フォアボールで、次も粘ってレフト前だよ。それはキャッチングも落ち着いているけど、試合出すたびに、自分がどういうふうにプロ野球で生きていくというバッターを目指すかと。バットを短く持ったり、ノンステップで。試合出すたびに今日はどういうことやるかなと楽しみになってくる。成長を感じる。今のところはゲームでいいところを出してくれているね。ピッチャーも藤浪、秋山と1軍で投げていた投手と物怖じせずにやっている。ハートが違う」

 -オリックスは1軍クラスの選手がたくさんいた。

 「オリックスのほうがヒットの数が多い。よそのウエスタンのチームもみんな打線がいいのでね。そういうところでも落ち着いているよ。落ち着いているし、ゲーム慣れというか、プロで何年もメシ食っているような雰囲気持っている。たいしたもんよ」

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